「台風15号被災地を救った!鉄柱『無償撤去』フジムラ会長の英断 市原市のゴルフ練習場鉄柱倒壊から半年 NEWSチバ930 2020年3月9日放送」

「台風15号被災地を救った!鉄柱『無償撤去』フジムラ会長の英断 市原市のゴルフ練習場鉄柱倒壊から半年 NEWSチバ930 2020年3月9日放送」



【記事】台風15号被災地を救った!市原市ゴルフ練習場倒壊鉄柱『無償撤去』 会長の英断
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台風15号から半年。
千葉県市原市(いちはらし)ではゴルフ練習場の鉄柱が倒壊し、周辺住宅に大きな爪痕が残りました。
その当時の窮状を救った解体業者がいます。
無償で撤去を名乗り出た「会長の英断」とは
2019年9月、市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」では、台風15号の強風により、鉄柱13本が倒壊。
周辺の住宅およそ20棟に鉄柱が倒れこみ、大きな被害が出ました。
現場では、およそ1か月間鉄柱が倒れたままの状態が続き、工事が本格的に始まったのは、発災からおよそ1か月半が経過した2019年10月28日。
撤去を請け負い、しかも被災地支援という観点から「無償」で工事を行ったのは、東京都江戸川区の解体業「株式会社フジムラ」です。
藤村一人(ふじむら・かずひと)会長は、メディアを通して練習場の現場を見た際、現場の惨状に言葉を失ったということですが、「うちの技術なら助けられる」と判断。発災の翌日には市原市役所に無償での鉄柱撤去を申し出ました。
倒壊した鉄柱の撤去工事は、2019年10月から始まり、およそ2週間で終了。
そして練習場は、土地を更地にしたうえで買い手を募集し、その売却費を住民の補償にあてることを決めました。
その後、練習場ではフジムラによる更地に向けた工事が始まりました。
更地に向けた撤去工事は2020年4月末までかかる予定だということで、フジムラ会長は、「練習場と住民」両者が生活再建に向けて歩んでほしいと願っています。
災害現場で得られた「助けられるんだ」という自信。
この自信をもとにフジムラは今日も現場で解体作業を続けています。

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